この映画見るのは前に地上波に放送した時以来だから大分前だと思うけど、記憶の中の印象より面白かった…見るの二回目だからある程度話が分かってるのもあるかな。
ドラゴンボール史上初めて現れる悟空でも勝てなかった「敵役」で、しかも「神」という事で我儘であっても悪性の人ではないのも本当珍しくて新鮮なキャラだったと思う。
仲間の力を悟空に集めて戦うというこれまでのドラゴンボール映画で何度かあった展開をこの作品も踏襲しているけど、その上で悟空が勝てなかったというのは本当初めてかな?ビルス様は悪人じゃないから倒す必要がないというのもあるだろうけど。あの人、破壊神なんて物騒な肩書なのにこれまでの悪役みたいに虐殺や破壊の限りを尽くす訳でもなく、作中で行った悪事と言ったら…それこそブルマを殴った事くらいだったし。
コミカルな要素が強いのもあってこれまでドラゴンボール映画、それもフリーザ編前後くらいの時期のシリアスな空気が好きな人からは賛否両論かもなあ…とも思った。
この映画で特に好きな所は"あのベジータが"(!)地球を守るためにプライドを捨てて道化を演じ、愛する妻を傷付けられた怒りで敵う筈もない破壊神相手に勇敢に立ち向かった所かな…ここら辺は作中でも言及されてたけど、本当ベジータがカッコ良かった。
この作品が復活のFに続き今も人気なドラゴンボール超になったと思うと本当偉大な作品だと思う。個人的には超は力の大会編幾ら何でも長すぎない?って思うけども。